国内の金融業界では触れてはいけないタブー視されていることがあります。

それは『アナリストレポートの信憑性』についてです。

金融機関の窓口で投資の相談をしようものならば、販売側に都合の良い商品を並べられることは別記事でも幾つかご紹介しました。

その際に駆使されるのがアナリストレポートです。

アナリストレポートはお客様が金融商品を購入する際に背中を大きく押してくれるもので金融機関にとってはなくてはならない重要なツールです。

この記事を読まれている方の中で実際にアナリストレポートを読んで金融商品を購入された方も少なくはないでしょう。

今回はアナリストレポートの裏側に迫ります。

 

【アナリストレポートは中立的な意見なのか!?】

結論から述べると否です。

表向きはアナリストといった人たちは中立的な立場と思われています。

しかし、アナリストレポートにはかなり偏見的な見方がされている可能性があります。

金融機関では社内にエコノミストやアナリストがいて様々なレポートを執筆しています。

実は日本ではアナリストの多くの方が独立性が低く、金融機関で直接か系列企業に所属しているため販売側に都合の良い情報を選別して発信している場合が少なくありません。

残念ですが日本ではアナリストレポートの影響力は非常に大きく、アナリストレポートを基にして買付けを行うディーラーも珍しくはありません。

金融機関でも金融商品を販売するのに都合の良いレポートを引っ張って「アナリストの判断によれば…」と言いながらお客様の背中を押すのに使います。

あらかじめ決められた売りたい商品を販売するために書いたレポートも日常茶飯事です。

販売側と執筆側がタッグになっている場合がほとんどですので注意が必要です。

 

【アナリストという生態系とは!?】

経済雑誌や投資関連書籍に頻繁に取り上げられカリスマ的な存在になっているエコノミストやアナリストの方もいます。

勿論、影響力は甚大です。

カリスマアナリストに自社を取り上げてもらい良いことを書いてもらえば株価を上げることが出来ると目論んでいる経営者も少なくはありません。

企業からお金を裏でもらって広告塔になっているアナリストもいるので頭に入れておきましょう。

アナリストと企業の癒着は珍しいことではなく金融業界では当たり前のことになっています。

 

基本的にアナリストレポートで「売り推奨」の記事を書く事はありません。

理由は簡単で様々な企業と癒着状態になっているアナリストが売り推奨の記事を書くということは、対象が現在の顧客である場合や未来の顧客になり得るかもしれないからです。

いくら真実だとしても売り推奨の記事を書くということは大々的に批判を受けることにも有り得ます。

事が大きくなると訴訟問題にまで発展する可能性もあるため悪材料は知っても表には出さないのが実態です。

 

【アナリストレポートの有効な活用の仕方とは!?】

アナリストレポートが偏った情報になっていないかを調べるには幾つかの金融機関が発信しているアナリストレポートを見比べるのが良い手段だといえます。

俯瞰した目線で並列的に情報を処理することで事象が見えてきます。

また、同じ執筆者のレポートを継続に見ていると着眼点や書き方や表現方法などクセが分かってきます。

アナリストレポートは信頼性のあるものではない、ということを知っておくだけでも今後の資産形成の為に役に立つと思います。

 

【要項】

・アナリストレポートは誰かが有利な立場になる様に書かれているものが多いので注意が必要です。

・アナリストレポートの影響力は大きく、企業お抱えの広告塔アナリストも実在します。

・アナリストレポートを活用する際は金融機関数社のレポートを見比べて情報を活用することが望ましいです。

・継続的に一人のアナリストのレポートを読んでいると着眼点や表現方法などのクセが分かってきます。

 

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