元本保証や配当高利回り商品の隠れたリスクとは!?

今回は海外投資に限らず金融商品を購入するにあたって注意しなければいけないポイントを幾つか紹介します。

銀行の窓口で説明されて良い商品に見えて購入しても実は金融機関にとって旨みがある商品である場合がほとんどです。

ケーススタディ形式で金融機関がおすすめする商品のリスクやカラクリをご紹介します。

 

①【債券のリスクとは!?】

銀行金利が低いにも関わらずインフレ率が徐々に上がってきいる中で債券に資金移動をしようと考えているとします。

Aの商品は大手企業の社債です。

5年債で固定利率は1.77%とします。

Bの商品はミニ公募債です。

同じく5年債で固定利率は1.42%とします。

この2つにはどんな種類のリスクの違いがあるのでしょうか?

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Aの社債には信用リスクがあります。

大手企業であっても三菱自動車や大塚家具など経営危機に陥る可能性はあります。

信用リスクがある点で社債は金利が高く設定されています。

因みに大手企業の社債であれば換金性は高いので流動性リスクは低いといえます。

Bの公募債には流動性リスクがあります。

公募債は発売時には人気があることが多いのですが、満期前に換金することが難しく満期前に換金できたとしても損をする可能性が高くなります。

一方で公募債は地方自治体が破綻しても国が肩代わりして返済してくれる可能性が高いので信用リスクは低いと言えます。

金融商品には様々なリスクが含まれますが、どのリスクをどの程度許容できるかは事前にしっかりと理解をしておきましょう。

 

②【元本保証型の商品の仕組みとは!?】

銀行の窓口で国内の投資型年金保険を勧められました。

株式や債券などポートフォリオを組んで運用し大きく増える可能性があるのが魅力ですが元本割れする危険性もあります。

Aの商品は運用が良ければ増えますが元本保証がないタイプの商品です。

Bの商品はAと同じく運用が良ければ増えますが悪くても元本保証されているタイプの商品です。

リスクを考えた場合にやはりBの商品を選ぶべきでしょうか?

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日本人は元本保証という言葉に弱く、Bの様に元本保証のある商品が圧倒的に売れています。

割合でいうと1:9くらいの比率でしょうか。

しかし売れている金融商品が良い商品かというと、国内では残念ながら逆のケースが多いのが現実です。

昨今ではまともな金融知識のない銀行員の方が多数派になっています。

にも関わらず手数料稼ぎのためにリスクが高い金融商品を大量に売らなければいけません。

実際に大手金融機関では新卒の大学生を大量に採用してセールスで使い捨て採用をしているのも実態です。

大手金融機関の離職率は非常に高いという現実があります。

 

Bの様な元本保証タイプの投資型年金保険は金融知識がない銀行員でも売れるように開発された商品で商品設計自体にかなり無理があります。

というのもリスクを含んでいる株式で運用するにも関わらず元本割れは許してもらえない、とうのは無茶な要求です。

その為「増えれば利益はどれだけ狙っても良い」と言いながらも、なるべく株式での運用を制限して損が出ない様な逃げ腰のポートフォリオになります。

損が出ない様なポートフォリオを組むということは増える利益も極めて小さくなります。

しかし投資型年金保険はコストが高く金融機関に手数料を払うために存在している様な商品で消費者目線で捉えると欠陥商品です。

無理な機能をくっつけて知識がない銀行員でも売れるからと無理やり作った商品ですのでおすすめは出来ません。

 

余談ですが海外投資の積立ファンドでインベスターズトラスト社やプレミアトラスト社がBの商品の様に元本保証を売りにしています。

一方で今回のケースと同じように専門家からは「複雑な商品設計にもかかわらず元本保証を提示するのには懐疑的である」と見られています。

海外投資の積立ファンドでも同じく「売れやすい」ということが先行して設計された商品です。

担保も不明瞭で詳細な説明もないので有識者ほどインベスターズトラスト社やプレミアトラスト社はおすすめしていません。

実際にインベスターズトラスト社とプレミアトラスト社を提案しているのは圧倒的に金融庁から認可のない金融素人業者であるのが実態です。

 

③【毎月分配型投資信託の危険性とは!?】

投資信託の中では有名なグローバルソブリンオープン、通称「グロソブ」。

毎月配当分配型が理由で驚異的な売上を誇りました。

毎月分配型の投資信託の購入を検討している人は

「生きている限り売るつもりがなく、毎月の配当さえ得られればお金に関する心配事はこれでなくなる」

と考えている人が少なくありません。

では手元に1億円があったとします。

上記と同じように売らずに持って配当をもらえれば、その他リスクなど考えなくても良いものでしょうか?

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元本を忘れる様な考え方は投資においては致命的です。

例えば毎月の配当が0.5%だっとします。

1億円の元本であれば毎月50万円の配当が分配されます。

5000万円の元本であれば毎月25万円の配当です。

計算上は当たり前の話です。

1億円で購入した投資信託から毎月50万円の配当をもらっていても銘柄自体が大暴落する可能性があります。

基準価額が1億円から5000万円に下がれば期待出来る配当は変わらず毎月50万円でしょうか?

配当さえあれば元本のことは気にしないという考えた方は非常に危険です。

 

【金融機関のカモにならない!お金の練習問題】参照

【要項】

・金融商品には流動性リスク・信用リスク・価格変動リスクなど様々なリスクが存在します。

自分の中でどんなリスクがどこまで許容できるかを商品購入前にしっかりと理解しておきましょう。

・「元本保証」という甘い言葉にも注意が必要です。

商品の仕組を知ると無理があるものが非常に多いです。

売れている商品だからと商品構成を検討しないまま購入すると後悔することになります。

・投資信託でも配当ばかりに目がいって元本を忘れてはいけません。

元本を食いつぶして、そもそも投資しない方が良かった場合も実際にあります。

 

【無料】ご相談・お問い合わせ

海外投資をする前に一度は利害関係のない詳しい第三者に客観的に状況を判断してもらった方が良いかと思います。

自身では気付かなかったリスクや落とし穴に気づくことが出来ると思います。

もしも近くに詳しい方がおられない場合は、当コミュニティにご相談・お問い合せ頂いても構いません。

返信に時間がかかる場合もあります。ご了承をお願いします。

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